朝起きて、顔を洗って買い物に行った。明日の朝ご飯がない。牛乳やソーセージを買って自宅に向かう。一昨日、元難民のインタビューをお願いしたアリさんのアフロショップに出向き、人が見つかったか聞く。「13時ごろに来る。英語でOKだ」と。よかった。また、活動内容をお話して、店前で撮影をしていいかお願いすると、快く承諾してくださった。
アフロショップの前で活動を始めた。人通りの少ない歩道だ。しかも難民は顔出しを嫌う人が多い。そんな中、思いのほか現地の方々が協力してくださる。しかも英語が通じる人がやたらと多い。
ある男性が快く撮影に応じてくださった。録音すればよかったと思うほど良いこと言ってくれた。話の内容はだいたい「世界が良くなるためには、こうやって一人ひとりがちいさくても行動を起こすことが必要だよね。たとえ心を開かない人がいても続けることで、いつか心を開いてくれるかもしれない。だから、こういう活動を続けることにすごく意味があるお思うよ。あと、すごく面白いアイディアだと思う。どうしてこんなことを思いついたの?」ということ。「ベッドの中で、どうしたら平和の意思で、世界中の人を繋げることができるのか考えていたんだ。一羽の鳩が世界中を飛び回る映像を作ることに大勢の人の協力をもらうことで、それができると思ったんだ」と答えた。
1時半ごろ、やっとインタビューに応じてくださる元難民の方がいらっしゃった。ソマリアの出身でロシア経由でドイツに入ってきたという。彼の話を要約すると「国が貧しいと国民も貧しい。国が豊かだと国民も豊かになる。戦争や貧困が無くなればこんな思いをせずに済んだんだ」と。そして聞いた。「それが無くなれば、平和はやってくると思いますか」
彼は真っすぐにこちらを見て「そうだ」と言った。
その後、所用があり、駅まで出向いた。Sバーンでのチケット自販機の使い方がまた分かりにくい。
で、インフォメーションの兄ちゃんに、共通チケットはどこで買えるのか聞いた。英語はできるが発音が悪いし、態度は横柄。どの場所を差しているのか分からない。あそこを左に行けばいいんでしょ?と聞いたら、声を荒げて店の名前を叫んだ。カチッと来たがその場は収めてチケットを買いに行った。ただ、やっぱり腹の虫がおさまらず、もう一度インフォメーションに行き「さっきの態度は何だ?」と言った。「私の態度のどこがわるかったんだ?」と返したんで「言い方だよ言い方!その態度はインフォメーションとして改めるべきだ」と言った。すると立ち上がり手をもみながら「私の何が悪かったんだ?」と。「チケットカウンターの態度か?」と。「言い方だって何度も言ってるだろ!」と。何でこんなこと言われるのか分かりませんがといった態度。しかし、先ほどの横柄な態度は消えている。揉み手なんかしてやがる。「言い方だって言ってんだろ!ありえないよ!もういいわ」と言って、とっととその場から離れた。くっそ。なめんな。と思いながら、平和の旅でこんなに怒っていいのかと思って、怒りの原因を探った。
理不尽だと思ったんだ。人によって態度を変える。やさしくしていればつけあがり、怒りを見せて初めて真摯に対応を始める。中東やアジアに行けば、こんなことが増えるだろうなあと思うと、だいぶ凹む。あーあーとか思いながら帰りの電車に揺られた。怒りの後に来るのは自己嫌悪。分かってるのに学ばないなあ。
無事に帰り着き、ベルリンでの活動の全てを終えた。ドイツ語で頑張ったのが災いしたか、撮れ高は伸びなかったが、やれるだけのことはやった。
明日の夕方にはフランスのパリ・・・ではなくて、隣町のマラコフにいる。どんな街なのだろう。楽しみでもあり、怖くもある。理不尽なことや不当な扱いがありませんように・・・。
写真は撮影に協力してくれて、意気投合した男性と。
アフロショップの前で活動を始めた。人通りの少ない歩道だ。しかも難民は顔出しを嫌う人が多い。そんな中、思いのほか現地の方々が協力してくださる。しかも英語が通じる人がやたらと多い。
ある男性が快く撮影に応じてくださった。録音すればよかったと思うほど良いこと言ってくれた。話の内容はだいたい「世界が良くなるためには、こうやって一人ひとりがちいさくても行動を起こすことが必要だよね。たとえ心を開かない人がいても続けることで、いつか心を開いてくれるかもしれない。だから、こういう活動を続けることにすごく意味があるお思うよ。あと、すごく面白いアイディアだと思う。どうしてこんなことを思いついたの?」ということ。「ベッドの中で、どうしたら平和の意思で、世界中の人を繋げることができるのか考えていたんだ。一羽の鳩が世界中を飛び回る映像を作ることに大勢の人の協力をもらうことで、それができると思ったんだ」と答えた。
1時半ごろ、やっとインタビューに応じてくださる元難民の方がいらっしゃった。ソマリアの出身でロシア経由でドイツに入ってきたという。彼の話を要約すると「国が貧しいと国民も貧しい。国が豊かだと国民も豊かになる。戦争や貧困が無くなればこんな思いをせずに済んだんだ」と。そして聞いた。「それが無くなれば、平和はやってくると思いますか」
彼は真っすぐにこちらを見て「そうだ」と言った。
その後、所用があり、駅まで出向いた。Sバーンでのチケット自販機の使い方がまた分かりにくい。
で、インフォメーションの兄ちゃんに、共通チケットはどこで買えるのか聞いた。英語はできるが発音が悪いし、態度は横柄。どの場所を差しているのか分からない。あそこを左に行けばいいんでしょ?と聞いたら、声を荒げて店の名前を叫んだ。カチッと来たがその場は収めてチケットを買いに行った。ただ、やっぱり腹の虫がおさまらず、もう一度インフォメーションに行き「さっきの態度は何だ?」と言った。「私の態度のどこがわるかったんだ?」と返したんで「言い方だよ言い方!その態度はインフォメーションとして改めるべきだ」と言った。すると立ち上がり手をもみながら「私の何が悪かったんだ?」と。「チケットカウンターの態度か?」と。「言い方だって何度も言ってるだろ!」と。何でこんなこと言われるのか分かりませんがといった態度。しかし、先ほどの横柄な態度は消えている。揉み手なんかしてやがる。「言い方だって言ってんだろ!ありえないよ!もういいわ」と言って、とっととその場から離れた。くっそ。なめんな。と思いながら、平和の旅でこんなに怒っていいのかと思って、怒りの原因を探った。
理不尽だと思ったんだ。人によって態度を変える。やさしくしていればつけあがり、怒りを見せて初めて真摯に対応を始める。中東やアジアに行けば、こんなことが増えるだろうなあと思うと、だいぶ凹む。あーあーとか思いながら帰りの電車に揺られた。怒りの後に来るのは自己嫌悪。分かってるのに学ばないなあ。
無事に帰り着き、ベルリンでの活動の全てを終えた。ドイツ語で頑張ったのが災いしたか、撮れ高は伸びなかったが、やれるだけのことはやった。
明日の夕方にはフランスのパリ・・・ではなくて、隣町のマラコフにいる。どんな街なのだろう。楽しみでもあり、怖くもある。理不尽なことや不当な扱いがありませんように・・・。
写真は撮影に協力してくれて、意気投合した男性と。