2019年5月14日火曜日

「僕らもあまりお金がないんですよ」

昨日は腹の調子を悪くして、一日中トイレと仲良しだった。それ以外は元気だったのだが、こちらでは屋外でトイレの確保が難しい。で、撮影に行けなかった。

今日こそはと、午後一で出かけるつもりが、ランペトゥーザ島への飛行機のチケットが片道しか取れていない可能性が明るみになったのと、ポーランドエアーの予約履歴が消えていたので大慌て。確認作業でテンパった。同じく、ウクライナのアレックスさんともスケジュールのすり合わせをしながら、ウクライナの旅程を組み直しながらだったので、もう気が狂いそうになる。

結局、ランペトゥーザ島は往復のチケット取得を確認。ポーランドエアーも「エクスペディア経由で申し込んだことを忘れていただけ」だということに2時間かかって気が付いて、あっさり解決。ポーランドエアーのインフォメーションデスクはスペイン語で英語を喋ることができるスタッフにつながることができず何が何だか分からずに切ってしまった(笑)

それから慌てて地下鉄で公園に向かった。月曜日の公園は、土曜日に比べると人通りはまばら。しかも、観光客よりも地元の人が多い感じ。

またしても始まる「コールドルック」と「無視」。まあ、そりゃあ、得体が知れないでしょうし仕方がないですよ。でも、少しずつ凹んでいく。観光客の方に話しかけたら「喜捨」でポケットの小銭をくださりそうになった。いやいや、寄付はいらないんです。僕らは協力が欲しいだけなんですと言うと、それはできないなーみたいな感じであちらに行かれた。
しばらくして、横のベンチに座るアジア人はきっと日本人だとかおりが言う。こっちに歩いてきたので「日本人ですか」と声をかけた。「あやしくないですから!」とひきとめ、撮影に協力していただいた。旅行でいらしていた方で、今週末までバルセロナにいらっしゃるという。名刺をお渡しして、ダビッドさんから聞いた受け売りのバルセロナ情報をお伝えしてお別れした。

また、現地の男性が撮影に協力してくださった。最初は英語は苦手だと言っていたにもかかわらず、「国境なんか関係ないよね」「ああ、すごく同意します」という会話から、カタルーニャ地方独立の話になった途端、立て板に水。しかもかなり英語堪能。最後に、お互いに運が良ければ、ベルリンでムービースターですね。コンマ数秒ですけどねと笑ってお別れした。小さいころバルセロナ郊外の街で生まれ育って、背が低かったせいで随分といじめらえれたという話。どうして僕らにしたんだろうな。

7人、合計6枚の撮れ高。いやいやどうして、なかなか撮れないなあ。でも「いやいや。今日もよくやりました」と夫婦で慰め合いながら地下鉄の駅へ向かった。

チケット購入方法をすっかり忘れており、まごついていると男性が親切に教えてくださった。かおりが「これ、あとで喜捨を求めらるんでは」と言うとその通りになった。けどごめんなさい。僕らもあんまりお金ないんですよとお断りした。そしたら、すごく悪そうに「いや、いいんだいいんだ」と。

帰り着いて、グリンピースご飯に鳥の手羽元のワイン煮込み。美味し。

それから5時間にわたって、ウクライナの宿選定やヨルダンへの飛行機チケット購入、あ、津村君に連絡するの忘れた。時差、1時間か。もう午前1時だ。あしたにしよう。

写真はバルセロナで日本人と出会うの図。