トノさんと理恵子さんお勧めのシウタデヤ公園で撮影した。地下鉄に乗るときにチケットが改札を通らずにかおりだけゲートを通れないというアクシデント付き。最初は正面入り口から左にあるカフェの周辺に場所を決めた。トイレも近いし人通りも多い。100枚ぐらい撮れないかなと謎の期待をしながらベンチに腰を据えた。しかし、期待は見事に外れる。通りゆく人々はほぼ全て無視か冷たい目線を向ける。スペイン語で「ティエネス ティエンポ バラ コーペラル コン ヌエストラ アクティビダッ?」と言ってもスルー。ああ、この感じ、広島の雨の日といっしょだ・・・。それでも2時間その場所で粘った。結局撮影できたのは2枚だけ。場所の選定が悪かったのではと、メインストリートに場所替えすることにした。
場所替えするや否や、道行く人が反応してくれるようになった。そこから盛り返して20名の協力を頂いた。
同じ美術教師だという女性。旅の目的やこれからのこと、アートの話などで盛り上がった。お礼を言って見送った。しばらくして、花を摘んで持ってきてくださった。がんばって、旅の幸運を祈っているわと。
その直後、ルーマニアから来たという若者のグループが興味を示してくれた。撮影前に旅の詳細や映像の意図など詳しく説明した。で、1万枚のうち何枚ぐらい撮影できているの?と。1000枚ぐらいですというと「そりゃあ大変だ」と、遠くを歩いていた友人まで連れてきてくれて撮影に協力してくださった。ルーマニアにも来てよ!と明るく手を振ってのお別れ。撮影協力していただいた後のお別れは、いつも少し切ない。
この撮影が終わるころ、近くで女性の悲鳴が上がった。私は撮影セッティングの真っ最中だったので目撃しなかった。ケンカか何かだろうと思っていて意に介していなかったが、かおりは一部始終を見ていた。女性が男性にバッグをひったくられたと。周辺にいた男性たちが集団で追跡、あっという間につかまって、犯人は倒され首を絞められ滅茶苦茶にやられたという。結果、犯人は逃走。女性は無事でバッグは帰ってきた。警察が程なくやってきて、事情を聴き、犯人を撃退した男性らにサムアップをして立ち去った。
これまで、ひったくりの現場を見たのは、メキシコシティーとバルセロナ。やはり海外なのだなあと。一層、身の回りの物や貴重品には気を付けようと思うことだった。かおり曰く「犯人、もう殺されそうなところまで痛めつけられて、人が止めに入るほどだったよ」とのこと。しかし、ひったくる方も命がけである。ホントこういうのやめればいいのに。
撮影を終えて、エンカンツノートというショッピングモールへ。いつも数店舗しか空いていないやる気のないモールだが、土曜日は人出が多いのだろう。これまでにないほど店が開いていた。プリペイドSIMとエアカナダで無くなった荷物用のワイヤーを購入。プリペイドシムは30日で10ユーロ。トラベラー用なのでデータ通信のみの選択はできなかったが安かった。ただ、15€で30日で20GBのポルトガルボーダフォンも非常にリーズナブルだったのだと思った。SIMカードの店番のお兄ちゃんが英語を喋れる人で助かった。
その後、ダビッドさんと待ち合わせ。夕食を共にした。まずは近所のリストランテへ。ダビッドさんがまだだったので、先にベルモットを頂いた。ここも英語が通じたのでオーダーがスムーズ。何種類もベルモットがあり、好みを言って、お勧めを頂いた。美味い。そうこうしているとダビッドさんがやってきた。ダビッドさんに教わったことを箇条書きでまとめる。
・ベルモットは風邪の薬としても良い。
・カタルーニャ(バルセロナ)の昼食は午後3時ごろ。
・よって夕食が遅くなる。9時過ぎから食べ始める。
・7時ごろは軽食をとる。
・夕食にパエリアを食う人はあほ呼ばわりされる。(油が多く重いから)
・トマトを練りこんだカタルーニャで伝統的なパンがる。昔、これが苦手で「おまえはカタルーニャ人ではない」とそしりを受けたことがある。
・それほどカタルニアはスペインとは違うという意識を持っている。(実際にバルセロナ市内で未だスペイン国旗を見ない)
・カタルーニャ語とスペイン語、ポルトガル語(地中海文化圏言語)は似ている。で、カタルーニャに来たスペイン人とポルトガル人は、喋れるのにカタルーニャ語を喋らない。失礼だと思う。
・大体、イギリス人やアメリカ人も失礼だ。英語は世界の共通語だと思っていて、その土地の言葉を覚えようとしない。失礼だ。(ダビッドさんは日本語、ドイツ語をはじめ様々な言語に精通しているからどこにいっても失礼がないよなあ。いいなあと思う)
・日本のアニメを見て育った。ハイジやマジンガーZ。ちなみに「Z」はズィーと発音しちゃだめだと思っている。原作の通りに「ゼット」。
・故にドラゴンボールZも「ゼット」。
・ドラゴンボールはめちゃくちゃ人気がある。
・地元の交響楽団がドラゴンボールの曲を交響曲として演奏するイベントがある。
・何らかの形で地元サッカーチーム「FCバルセロナ」のグッズがある。料理するときはFCバルセロナのエプロンをする。
あとはメールの挨拶が「んちゃ」とか「おおきに」だったりするし、会計の時に「お勘定をお願いします」とか、すごく知日家なダビッドさん。こっちもいろんなことを質問したり、旅の話で盛り上がったり、カタルーニャで醸造されたウイスキーを一緒に飲んだりした。しかも僕らの懐事情を察してか、払おうとすると「日本人はタダだよ」と冗談言いながらご馳走してくださった。年末、日本に旅に行くらしい。時間があったら枕崎にも行こうかなと思っていると。年末かー。多分、カトマンズあたりですねと。日本にいたら盛大に歓迎するのになあ。
12時過ぎまで楽しく飲んで、明日もあるのでとお別れをした。フラットの前でありがとうございましたとハグすると「日本人はそんなことはしないでしょう」と言われる。が、僕らはするんですと。またの再開を約束してお別れした。
写真は美術の先生に頂いたお花。今は押し花になっています。
場所替えするや否や、道行く人が反応してくれるようになった。そこから盛り返して20名の協力を頂いた。
同じ美術教師だという女性。旅の目的やこれからのこと、アートの話などで盛り上がった。お礼を言って見送った。しばらくして、花を摘んで持ってきてくださった。がんばって、旅の幸運を祈っているわと。
その直後、ルーマニアから来たという若者のグループが興味を示してくれた。撮影前に旅の詳細や映像の意図など詳しく説明した。で、1万枚のうち何枚ぐらい撮影できているの?と。1000枚ぐらいですというと「そりゃあ大変だ」と、遠くを歩いていた友人まで連れてきてくれて撮影に協力してくださった。ルーマニアにも来てよ!と明るく手を振ってのお別れ。撮影協力していただいた後のお別れは、いつも少し切ない。
この撮影が終わるころ、近くで女性の悲鳴が上がった。私は撮影セッティングの真っ最中だったので目撃しなかった。ケンカか何かだろうと思っていて意に介していなかったが、かおりは一部始終を見ていた。女性が男性にバッグをひったくられたと。周辺にいた男性たちが集団で追跡、あっという間につかまって、犯人は倒され首を絞められ滅茶苦茶にやられたという。結果、犯人は逃走。女性は無事でバッグは帰ってきた。警察が程なくやってきて、事情を聴き、犯人を撃退した男性らにサムアップをして立ち去った。
これまで、ひったくりの現場を見たのは、メキシコシティーとバルセロナ。やはり海外なのだなあと。一層、身の回りの物や貴重品には気を付けようと思うことだった。かおり曰く「犯人、もう殺されそうなところまで痛めつけられて、人が止めに入るほどだったよ」とのこと。しかし、ひったくる方も命がけである。ホントこういうのやめればいいのに。
撮影を終えて、エンカンツノートというショッピングモールへ。いつも数店舗しか空いていないやる気のないモールだが、土曜日は人出が多いのだろう。これまでにないほど店が開いていた。プリペイドSIMとエアカナダで無くなった荷物用のワイヤーを購入。プリペイドシムは30日で10ユーロ。トラベラー用なのでデータ通信のみの選択はできなかったが安かった。ただ、15€で30日で20GBのポルトガルボーダフォンも非常にリーズナブルだったのだと思った。SIMカードの店番のお兄ちゃんが英語を喋れる人で助かった。
その後、ダビッドさんと待ち合わせ。夕食を共にした。まずは近所のリストランテへ。ダビッドさんがまだだったので、先にベルモットを頂いた。ここも英語が通じたのでオーダーがスムーズ。何種類もベルモットがあり、好みを言って、お勧めを頂いた。美味い。そうこうしているとダビッドさんがやってきた。ダビッドさんに教わったことを箇条書きでまとめる。
・ベルモットは風邪の薬としても良い。
・カタルーニャ(バルセロナ)の昼食は午後3時ごろ。
・よって夕食が遅くなる。9時過ぎから食べ始める。
・7時ごろは軽食をとる。
・夕食にパエリアを食う人はあほ呼ばわりされる。(油が多く重いから)
・トマトを練りこんだカタルーニャで伝統的なパンがる。昔、これが苦手で「おまえはカタルーニャ人ではない」とそしりを受けたことがある。
・それほどカタルニアはスペインとは違うという意識を持っている。(実際にバルセロナ市内で未だスペイン国旗を見ない)
・カタルーニャ語とスペイン語、ポルトガル語(地中海文化圏言語)は似ている。で、カタルーニャに来たスペイン人とポルトガル人は、喋れるのにカタルーニャ語を喋らない。失礼だと思う。
・大体、イギリス人やアメリカ人も失礼だ。英語は世界の共通語だと思っていて、その土地の言葉を覚えようとしない。失礼だ。(ダビッドさんは日本語、ドイツ語をはじめ様々な言語に精通しているからどこにいっても失礼がないよなあ。いいなあと思う)
・日本のアニメを見て育った。ハイジやマジンガーZ。ちなみに「Z」はズィーと発音しちゃだめだと思っている。原作の通りに「ゼット」。
・故にドラゴンボールZも「ゼット」。
・ドラゴンボールはめちゃくちゃ人気がある。
・地元の交響楽団がドラゴンボールの曲を交響曲として演奏するイベントがある。
・何らかの形で地元サッカーチーム「FCバルセロナ」のグッズがある。料理するときはFCバルセロナのエプロンをする。
あとはメールの挨拶が「んちゃ」とか「おおきに」だったりするし、会計の時に「お勘定をお願いします」とか、すごく知日家なダビッドさん。こっちもいろんなことを質問したり、旅の話で盛り上がったり、カタルーニャで醸造されたウイスキーを一緒に飲んだりした。しかも僕らの懐事情を察してか、払おうとすると「日本人はタダだよ」と冗談言いながらご馳走してくださった。年末、日本に旅に行くらしい。時間があったら枕崎にも行こうかなと思っていると。年末かー。多分、カトマンズあたりですねと。日本にいたら盛大に歓迎するのになあ。
12時過ぎまで楽しく飲んで、明日もあるのでとお別れをした。フラットの前でありがとうございましたとハグすると「日本人はそんなことはしないでしょう」と言われる。が、僕らはするんですと。またの再開を約束してお別れした。
写真は美術の先生に頂いたお花。今は押し花になっています。